家族に内緒で債務整理は可能?
現在の返済状況のままでは、この先何年経っても借金が減らない・・。
そんな事実が発覚したら、なるべく早く債務整理をすることが大切です。 でも、債務整理を家族に内緒にすることなんてできるのでしょうか?
家族の承諾はいらない債務整理
成人したいい大人であれば、借金する時も債務整理するときも家族の承諾を得る必要はありません。 このままでは返せないことが分かっているなら、自分の意思だけでも債務整理ができます。
個々人の借金状況や債務整理方法によっても借金整理の手続きにかかる期間は異なりますが、せいぜい6ヶ月程度です。 この先何年も家族に内緒で返済をし続けないといけないことが分かっているなら、かえって債務整理で返済期間を短縮させた方が安心です。
また、債務整理は司法書士や弁護士などの専門家へ依頼するのが一般的ですが、事情を話せば電話連絡や郵便物も個人名にするなど、気遣いをみせてくれます。 一度専門家が入ってしまえば業者から取り立てがくることもありませんし、自宅に消費者金融から連絡がきてばれるという心配も無くなるでしょう。
訴訟になると難しい
債務整理のうち、任意整理であれば家族に内緒で進めることができるかもしれません。
ただし、裁判所が介入する民事再生や自己破産などの場合、裁判所からの郵便物が自宅へ届くことになります。 そのため債務整理の事実を家族にひた隠しにするのは、かなり難しいでしょう。
債務整理を考えるなら家族に打ち明けるのも覚悟して
債務整理を家族に知られずに進めることは不可能ではないものの、郵便物によってばれる可能性はかなり高いです。 仮にばれずに済んだとしても、債務整理後の生活のことも考えておかないといけません。
大事なのは二度と借金を繰り返さないような生活を過ごすことです。 債務整理後も返済しなくてはいけない借金が残っているなら、今後無駄遣いをせず地道に返していかなくてはいけません。
債務整理で借金を減らすことができても、収入や家計の支出は変わらないはずです。 残った借金を返すには、支出を減らさないといけないでしょう。 それには家計を締めることも大事ですし、自分一人の力ではなく、家族の協力が必要です。
同居家族に借金返済を内緒にし続けるということは、かなりストレスになります。 せっかく債務整理で借金のストレスが減ったのに、この先もずっと家族に隠して借金返済を続けていくのは辛いものがあるのではないでしょうか。
債務整理という解決方法があるのですから、思い切って家族に打ち明けて今後の事を話し合って行く方が無難でしょう。